Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーが事故に合った場合、合わせた場合の保険対応について

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配達パートナー向けにメールが届きました。Uber Eats配達パートナーが事故に合った場合、合わせてしまった場合の保険制度ができたようです。ルールを知っておくことをオススメします。

重要事項

適用条件

事故に合った場合、合わせてしまった場合の保険対象になるタイミングがあります。

本プログラムは自転車・原付バイク・バイク・軽自動車を利用する すべてのUber Eats 配達パートナーが、配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間に生じた事故に対して適用されます。本プログラムに関する事前申し込みや、追加のコストは必要ありません。

ウーバーイーツ配達パートナーへのメールより

依頼のベルが鳴り、リクエストを受ける。この瞬間から、配達完了をスワイプするまでの間が適用範囲です。

ということは、
例えばリクエストの音が鳴り自転車を路肩へ停める。依頼を受ける前に車に当てられた。→これは保険の対象外です。

また、
マンションへ商品を届けたあと、玄関先で配達を完了。敷地外へ出た瞬間車に当てられた。→これは保険の対象外です。
この場合は、配達車両まで戻り配達完了をしていなければ保険の対象になるはずです。

どの程度厳密に運用されるかはわかりませんが、依頼を受けたところから配達完了する(またはキャンセル処理をする)までの間が保険適用の範囲です。

鳴り待ちをしている間、停車している流している時間帯は保険の適用外ですので、気をつけたいところです。

保険対応してもらう場合に確認すること

メールでは3つのケースでの説明がありましたので、それぞれのケースでの保証の受け方を確認してみましょう。

自転車での対人事故(事故を合わせた場合)

例1:自転車利用での対人事故
自転車で配達をしている配達パートナーの Aさん。ある日レストランにお料理を取りに向かっていたところ、歩行者のBさんにぶつかってしまいました。Aさんに怪我はありませんでしたが、Bさんは転倒時に足を骨折し、入院1ヶ月、 通院 3ヶ月と診断されました。

この事故について Uber のサポートセンターに連絡すると、事故サポートプログラムの「対人賠償責任に対応する保険」を利用できることになりました。後日、保険会社と一緒に示談書を作成し、Bさんの治療費と慰謝料(入院 1ヶ月 / 通院 3ヶ月)として 115 万円が Bさんに支払われました。この事故での Aさんの自己負担費用はありませんでした。
(ご注意:保険会社による示談交渉サービスは付帯されません)

ウーバーイーツ配達パートナーへのメールより

気になるところは太字にしています。
注意点は、Uber Eatsサポートセンターへ連絡をして保険を利用できるように承認されないといけないということです。このハードルがおそらく一番高いのではないでしょうか。
また、示談交渉サービスは付帯されていないので、(難しいですが)自分で示談交渉をする必要があるようです。示談交渉については、自分で別に加入している保険で示談交渉オプションがあれば、そういった保険を使うことや加入することでリスクを軽減することができるのではないでしょうか。

原付バイクでの対物事故(加害者側)

例2:原付バイク利用での対物事故
原付バイクで配達をしている配達パートナーの Cさん。ある日注文者にお料理を届けている最中に停車中の Dさんの車にぶつかり、ドアに大きな傷をつけてしまいました。

この事故について Uber のサポートセンターに連絡すると、Dさんの車の修理に、事故サポートプログラムの「対物保険」を利用できることになりました。後日、保険会社が示談書を作成し、Dさんの車の修理費用 40 万円のうち、35 万円がこの保険から支払われました。この事故での Cさんの自己負担費用は 5 万円でした。

(追記:原付バイク用の保険は、対人・対物どちらの事故でも1億円まで補償されます。しかし、物損のみ最大 5万円の免責金額が設定されています。例えば、Dさんの車の修理費用が 300万円だったケースでも、Cさんの自己負担費用は 5万円です。事故による修理費用が 5万円以下の場合は、全て自己負担となる可能性もあります。)

ウーバーイーツ配達パートナーへのメールより

このケースで気になるところは、示談書の作成はUber Eats側の保険会社ができるだけ安い金額、または納得のいく補償をする交渉をするのかな?というところです。保険適用になるにはUber Eatsサポートへ電話をして適用してもらえるように交渉する必要があるとは思います。

自損事故の場合(配達パートナーの単独事故)

例3:自損事故
自転車で配達をしている配達パートナーの Eさん。ある日、レストランへお料理を取りに向かう途中、道路で転倒してしまいました。痛みがひどいので病院に行くと、入院 1 週間、通院 3週間(お医者様から就業不能と診断)の怪我と診断されました。

Uber のサポートセンターに連絡すると、事故サポートプログラムの「傷害補償制度」を利用できることがわかりました。後日、サポートセンターの専任チームと一緒に傷害見舞金申告書を作成しました。事故の治療費と治療期間中の見舞金として、Eさんの全ての治療代( 7 万円)に加え、157,500 円( 7,500 円 x 21 日分 お医者様から就業不能と診断された期間)が支払われました。

治療費だけではなく、怪我により配達パートナーとして稼働できない期間の補償が出たお陰で、Eさんは治療に専念することが出来ました。

ウーバーイーツ配達パートナーへのメールより

これを読んだときは目を疑いました。

Uber Eatsの事故は基本的にアカウント停止になるというのが定説だったので。
一度下のツイートとリンクに目を通してほしいと思います。

 

(一応)解説します。
まず最初に。休業補償は受けることができるとは思えません。万一、受けることができれば是非教えてほしいです。見舞金は出る可能性があるかもしれないです。見舞金に関しても単独事故で電話をして、お金を払う?払ってくれるのかな?と大いに疑問です。本当に転倒したのですか?本当に配達作業中ですか?あなたに落ち度はないですか?というような展開になりそうな気がしてなりません。

この場合も、まずはUber Eatsサポートが保険適用と認めてくれるかが最初にして最大のハードルです。これをクリアできれば見舞金は出ると思います。休業補償の7,500円に関しては既定の金額のようです。日数に関しては最大30日を上限としているようですが、週1回3時間稼働の配達パートナーと週5回平均10時間稼働の配達パートナーが同じ補償を受けることができるのかは気になるところです。

Uber Eatsからの注意事項(適用条件について)

Uber Eats配達パートナーが保険適用をした場合、それが理由でアカウント停止になることはありません。

ということのようです。本当かな?と今回の記事で一番疑わしいところです。

注意事項:
・Uber の事故サポートプログラムに含まれる対人
対物賠償に対応する保険や傷害補償制度等の利用を理由に、配達パートナーのアカウントが停止されることはありません。なお、事故の際、調査のために一時的にアカウントが停止されることがございますので予めご了承ください。
・Uber Eats の配達中に事故に遭われた場合は、サポートセンターまでご連絡ください。事故の報告を受け次第、専任チームが対応いたします。
・保険の適用には条件がありますので、適用条件等につきましては詳細をご覧ください。

ウーバーイーツ配達パートナーへのメールより

補償内容について

補償内容
対人・対物賠償責任
配達中の事故により、他人を死傷させたり、他人の物品を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。
尚、補償額には1億円の上限があります。
配達の車両を125cc以下のバイクで登録している Uber Eats 配達パートナーに対しては、対物賠償責任の補償請求に際し最大5万円までの自己負担金が設定されています。
一例:配達中に歩行者にぶつかって怪我を負わせた場合
商品の受け渡し時に誤って料理をこぼしてしまい、注文者に火傷を負わせた場合
配達中に注文者の自宅や第三者の車両に損害を与えた場合
傷害補償
配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金を補償します。
尚、補償額には上限があります。
医療見舞金:配達中に事故が発生した際、救急車、X線検査、手術、投薬等必要な医療費用を、25万円を上限として補償いたします。
死亡見舞金・葬式費用:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーが死亡した場合、相続人は1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。 また、葬式費用も100万円を上限として支払われます。
後遺障害見舞金:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーに後遺障害が生じた場合、最大1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。金額は、後遺障害の症状により異なります。
1日あたりの入院に伴う見舞金:配達中の事故により、配達パートナーが怪我を負って入院し、その後当該怪我により働けなくなった場合、30日を上限として、1日あたり7500円の支払いを受け取れます。 ただし、医師による、医学的見地から就業が困難であることの証明を必要とします。
配偶者・被扶養者への見舞金:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーが死亡した場合、その配偶者や被扶養者(18才以下)は、1人あたり15万円の見舞金を受け取れます(最大3人まで)。
一例:配達中に車とぶつかり、自身が怪我を負った場合
商品の受け取り時に誤って料理をこぼしてしまい、自身が火傷を負った場合
詳細は下記のリンクとFAQをご確認ください。
傷害見舞金等支給規定 (2019.9.27)

https://www.uber.com/jp/ja/drive/insurance/

本当に補償を受けることができるのかは不明ですが、補償制度があるということは良いことですので、運用ルールなどは知っておくといいでしょう。

基本的に自分で手を挙げて申請するようなので、誰かと結託をして事故を起こして補償を得ることや、単独事故でも対象なのでワザと転倒してケガをしても補償申請ができるのかな?ということが気になるところです。

また補償を受けることができた場合は、SNSなどで出せる範囲で情報共有できるといいのではないでしょうか。

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