扶養家族内のウーバーイーツ。パート、アルバイト代わりでも大丈夫?
白色申告について勉強をしていると、ウーバーイーツで収入を得ることに税制上の落とし穴が現れたので、その備忘録です。
私は税金の専門家ではありません。
記事の内容についての質問は回答できないことを予めご了承ください。
働き方の多様化で近いうちに社会問題に発展するはず…
白色申告のことでいろいろ勉強してみてわかったこと
- 基礎控除は38万円
- 給与所得者の給与所得控除は65万円
- 基礎控除+給与所得控除=103万円がいわゆる103万円の壁
- 所得が38万円以上になると扶養家族から外れる
- 103万円+38万円=141万円を超えると所得が38万円を超える
- 扶養家族から外れる=国民健康保険、国民年金に加入義務が発生
- ウーバーイーツは給与所得ではなく事業所得
- 事業所得が38万円以下の場合は確定申告の義務は無い
青色申告の場合は65万円の控除があるので、給与所得の場合と同じ控除を受けることができるようです。
勉強してみて、うまくできてるなー。と思いました。
青色申告の場合経費も認められるので、面倒ではありますが開業届を出して弥生会計などでデータ入力をして納税するといいかもしれません。
青色申告はその年の3月16日までに申告承認申請書を出しておかないといけないようです。2020年はコロナウイルスの影響のため、特例で4月16日まで延長されています。
*一応4月17日以降も事情がある場合は予約をして対応…という文言もあるようですが、要問合せではないでしょうか。
メリットが見えない白色申告
ウーバーイーツで白色申告をする場合のポイントは
- 給与所得ではない場合、65万円の控除がないので38万円のみの控除
- ウーバーイーツは給与所得ではない
38万円以上の所得がある場合扶養家族を外れるので、
たとえば、結婚している扶養家族の人がアルバイト代わりにウーバーイーツで収入を得ると、年間76万円以上の所得に達すると、扶養家族から外れます。
扶養家族から外れるということは、健康保険、国民年金へ加入義務が発生します。
健康保険料の目安 年間7万4100円(東京都大田区の場合)
国民年金保険料 年間19万8480円(月額1万6540円)
旦那さんがいる場合扶養家族控除も無くなるので、旦那さんの税負担も増えます。
納税は国民の義務ですが…
65万円の控除が無くなるだけの白色申告でのウーバーイーツはヤバいかもしれません。扶養から外れるハードルが低いです。
働きやすいのが魅力のウーバーイーツですが、給与所得控除と同じ控除額を設定するなどしないと、無申告配達パートナーはどんどん増えそうな気がします。
働き方の多様化にルールが追い付いていないようです。
バレにくいけど、そのうち誰かを晒し者になる人が出てくるかもしれないですね。国も納税してもらうことは課題ですから。
気持ちよく税金を払うためにもルール変更を検討してほしいところです。
以上、勉強してみてわかった、ウーバーイーツの白色申告の落とし穴でした。
下の記事は白色申告についての記事です。